人生をやり直せたら、と思うことはある。
でも現実はそんなに都合よくできていないので、せめて人間関係くらいは選び直すことにした。
SNSの整理をした。
これからも繋がっていたい人と、そうじゃない人。
結果、残ったのは少しの会社関係者と家族、そしてほんの少しの友人。
もともと群れるのが得意ではない。
このくらいがいちばん静かでちょうどいい。
これ、結婚した頃にも一度やっている。
もう会わないだろうな、という人たちを携帯から静かに退場してもらった。
それで十分だと思っていたのに、最近になって知ってしまった。
LINEにも“フォロー”という、妙に執着の残る機能があることを。
覗いてみたら、数年前にきれいに縁を切ったはずの人たちが、
なぜかそこにいた。
しかもこちらもフォローしていることになっている。
記憶にない関係が、システム上だけ生き残っている感じ。ちょっとしたホラーだ。
もちろん、今回で完全に整理した。
人間関係って、楽しいとか、いい話ができるとか、そういう“その場の質”で考えていた時期もあったけれど、最近は、もっと単純な基準に落ち着いている。
「その人と会ったあと、どういう気分でひとりになるか」
それだけ。
昔、ある人たちと会った帰り、
決まってひとりでカフェに寄っていた。
楽しかったはずなのに、どこか疲れていて、ひとりにならないと心が整わなくて家に帰れなかった。
あれが答えだったんだと思う。
誰とでも繋がれる時代だけれど、誰と繋がらないかを決めるほうが難しい。
人間関係も部屋の片付けとよく似ていて、スペースが空かない限り、新しいものは入ってこない。
きれいに整ったところに、ちゃんと風が通るような関係だけを置いておきたい。

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