痩せたら着るつもりで、何年も履いていないスカートがあった。
時代感がなく、いつでも着られそうな形。
それもこのスカートを気に入っていた理由だった。
ダイエットのモチベーションでもあった。
毎日見えるところにぶら下げてはいたけれど、わたしのダイエットはうまくいかなかった。
体重は減っても思うようには痩せない。
かわいいから着たい。
その希望だけで数年クローゼットに置いていた。
ある日の断捨離中、あらためてそのスカートを見た。
かわいい。やっぱりかわいい。
でも、なんか違う。
絶妙な、もやっと。
妹が着られそうならあげようかと思ったけれど、
たぶん好みじゃないだろう。
そう思ってあっさり捨てた。
あれほどかわいいと思い、
目標にもしていたものが、
違和感になる日が来るなんて。
こうやって人は、歳をとる。
そして、成長する。

コメント