わたしには、遠くからそっと反面教師として見てきた大人がいる。
身なりに気を配るのをやめてしまい、
昔の服に今の自分を押し込めるように着続け、
ヘアスタイルも整えず、
体型の変化も受け入れないまま。
なのに心だけは、
「私はまだ女の子だから」と言い張るような、
どこか時間が止まったままの人だった。
その姿を見たとき、私は気づいた。
歳を重ねることと、時を止めることは違う。
人は年齢そのものが老けるんじゃなくて、
変わらないふりをした瞬間から、
どこか“古さ”をまとい始める。
身体も変わるし、似合うものも変わる。
だからこそ、変化に合わせて身なりを整えたり、
今の自分に似合う形に更新していくことが
“粋な歳の重ね方”なんだと。
あの反面教師の存在は、
私に 「未来の私を放置しない」 という
大切な気づきをくれた。
だから私は、
姿勢を整え、服を選び、髪を整え、
年齢とともに“進化し続ける”大人でいたい。
いつか老人ホームに入る頃、
若い人にも
「あの人、かわいいもの持ってる」と
思われるような、
そんな粋な存在でありたいから。

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